和傘について
和傘の魅力
お土産やインテリアにも?和傘の魅力についてご紹介します
和傘というと、みなさんは何を思い浮かべますか?和傘はワンランク上の、装飾品・贅沢品というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
日本文化の中でも、和菓子や着物など今でも存続しているもの、一方で時代の流れとともに消えてしまったものなど様々あります。和傘に関してはどうでしょう。日常で目にする機会は少ないと言えますし、伝統工芸品という位置づけになるほど珍しいものとなりました。
そんな中、和傘はその技術や美しさから、インテリアなど別の活用がされている、海外の方からも注目されるなど、実用品としての役割以上に魅力があります。今回は、そんな「和傘」の魅力についてご紹介します。
和傘とは
雨が降ったときに私たちが普段からよく使用しているのは、和傘ではなく洋傘です。洋傘の骨組みは金属で作られていて、素材は木綿をはじめ、ナイロンやポリエステル、絹など、防水加工に優れた生地が使用されている製品が多いです。
それに対し和傘の骨組みは、竹素材で作られています。骨組みに和紙を張って、表面には油を染み込ませることで防水性を持たせています。洋傘が日本で普及し始めたのは明治時代に入ってからで、それ以前は和傘が一般的に多く用いられていました。
・和傘の魅力
古都を楽しむ小旅行など観光地でよく着物の体験をお見かけします。ちょっとブルーになってしまう雨天時にも和傘は非日常を演出してくれます。
和傘の魅力1:見た目の美しさ
開いた瞬間に、パッと広がる美しい空間。外側と内側で色の出方が異なり、光を通すとその違いがわかります。この色の違いも和傘の楽しみの一つ、和紙にしか表現できない光の拡散がきれいです。色合いもカラフルなものから様々な模様、見ているだけでも飽きません。
和傘の魅力2:五感で楽しむ
和傘は艶やかさカラフルといったように目で見て楽しませてくれますが、それだけではありません。
和紙に落ちるぱらんぱらん、という雨音。和紙に塗った天然由来の油の香り。音や香りもいつもと違った感覚で楽しませてくれます。
和傘の魅力3:自然と綺麗な立ち居振る舞いに
大事に丁寧に扱いたいという気持ちから、自然と所作や立ち居振る舞いも美しくなります。持つだけで凛とした仕草にさせてくれる、和傘にはそんな力があります。
和傘の魅力4:持っているだけでコーディネートのポイントになる
すれ違う人々の視線を感じて、ちょっとした優越感を味わうのもいいかもしれません。
また着物は気軽に着られませんが、洋服でも和傘を持っているだけでコーディネートのポイントとなり、コミュニケーションのきっかけにもなりそうです。